母が、新宿にあるカウンセリングルームで精神的な相談のカウンセリングを受けていることを父から聞きました。もう半年近いということですが、何か精神的なというと、鬱なのかなと思い、父に聞いてみました。父は、そういった病名は付いていないことと、カウンセリングを受けたことで、鬱病でもないことを話してくれて、だったらなぜカウンセリングを受けているのか、分かりませんでした。
父は、母の心の中でいろいろ葛藤があって、子育てが終わって不安になったようだと説明してくれました。こういった気持ちは結婚をして子どもを生んで育てていく中でしか分からないことだろうと私も思います。空の巣症候群のような予備軍の気持ちと、それから不安な脱力感もあって、話したいことが山ほど、父には「言えない」と母から言われたそうです。そんなに不安にならないでくれと、父は笑顔で言います。母は、少し疲れただけであって、更年期も入っているかもしれないから、とりあえずカウンセラーの方にアドバイスをもらっているようでした。
母が帰ってきて、いつもの様子で「来たの?」と言います。カウンセリングのことを、聞いたと話すと、人に話すって、すごくすっきりするのよと、笑顔で言います。友達や知り合いよりも、誰も自分の話題を流す心配のない人に、思いっきり話しをさせてもらうのは、今の母にとって一番いいと自分で言っていました。友達や知り合いは、話した後の余韻をどう処理しようかということも考えなければいけないのと、誰かに話す可能性があるというのも面倒だからということでした。なるほどと、そこまで言われて分かる私です。私もカウンセリング受けたいなと、母の笑顔を見て思いました。